Feekazi

たとえばこんな沖縄暮らし

無恋愛女子をカミングアウト

前回の記事で登場した「イケメン」こと、やっさんとの出会いを書いた記事
【忘れえぬ演舞】(2010年9月7日投稿)をアップしました!

naya-okinawa.hatenablog.com

 

友達のわかが撮ってくれた写真が素晴らしすぎるので、もっかい貼っとこう!

f:id:naya-okinawa:20190504212820j:plain

 

*****

 

最近なんだか、話題になっているじゃあないですか、
大人になっても恋愛したことの無い人が、実はかなりいるってハナシ。

 

まさに、私がそれでした!!∑(゚Д゚)

 

女子は男子に、男子は女子に興味を抱く思春期真っただ中!

色めき立つ同級生たちの中、私はと言えば、
クラスメートの男子の名前なんて、ほぼ全員思い出せない。

 

同じ次元に生きてる感じがしなかった。

視界にも入ってなかった。

「嫌い」というほど積極的な感情もなく、ただただ関心がなかった。

 

失恋は悲しいけど、無恋は悲しくない。

浮気や片思いや三角関係などなど、七転八倒している友人たちを尻目に、
私は私で、気楽なおひとりさまを謳歌してました。

  

でも、そんな私がどうしても許せなかったのは・・・・・・  

恋愛経験なしってことが、
すなわち最下層カーストを意味するということ!

 

 それまで私と対等に接していた相手も、
私が「無恋愛女子」と知るや、とたんに人を子ども扱い!?

取るに足らない子どもの戯言と、真面目に耳を傾けなくなる!!

  

無恋愛者に人権はないのか!?∑(゚Д゚)

  

想像してみて!

 

恋にのぼせ上がって、醜態ばかりさらしている奴らに
お子様扱いされて、上から諭されるこの屈辱を!!

 

*****

 

私が沖縄に出会い、いつかは住みたいと
思うようになったのは、そんな背景もあったから。

 

きっと私は結婚もしないし、子どもも産まない。

 

ずっと死ぬまでひとりだから、
だったら、ひとりでも幸せに生きるすべを見つけなきゃと思っていた。

 

 

 

私は私という人間を幸せにする責任がある。

 

 

 

そう思って、沖縄移住の練習台に選んだ合宿免許の最中に、
玉泉洞でエイサーを踊るやっさんに出会ったの!!

 

*****

 

やっさんは、恋愛ド素人の私には、まさにうってつけの人材だった。

 

現実離れした美しさで、礼儀正しくて優して。

 

どっこも、ひとっつも幻滅させられることのない、
理想の王子さまそのもの!!∑(゚Д゚)

 

 こーゆー時、どーすんだ!?どーすんだ!?

  

とりあえず、自称恋愛マスターのアキラに師事を仰ぐ

「思い切って食事に誘っちゃえよ。女の子から誘われて、断る男はいない」

 

食事だな? わかった!! 即・行動!!


naya「誘ったよ! 次はどうするば良いの」
アキラ「え? マジでやったの? 勇気あるなぁ、オイラも見習わねーと」

・・・・・って、オマエがやれっつったんだろがっ!? 次っ!!

 

 *****

 

今度は自称恋愛の達人ウメコに電話。


ウメコ「私に何でも相談しなさい」


naya「助かった!
これからやっさんと食事なんだけど、どーしたらいい!?」

ウメコ「え!? もうそんな展開!? どーしよ、どーしよ!」


この役立たずっ!!Σ(゚Д゚)

 

 *****

 

ここでようやく私も悟った。
この世に恋愛マスターなんていない。

恋愛で失敗したことないって人は、数をこなしてないってことだし

たくさんの恋愛をしたって人は、
そのぶん失敗もたくさんしてるってことだもんね。

 

だから誰もがみな、毎回手探りで、策をめぐらし、
あるいはがむしゃらに、道なき道を進んでいくのか。

 

 

これは、悔しいけどたしかに・・・・・・

 

 

たしかに、おもしろいや。

 

*****

 

結果、私はやっさんに速攻で告白して、即フラれたんですが(無残)

 

いや、フラれるのは想定内だったけど・・・・・・

 

 

 

大泣きしたのに、我ながらビックリ!!∑(゚Д゚)

 

 

 

 こういう時、本当にナミダが出て来るんだ……!?

  

 

 

変な話だけど、こんな熱い気持ちが自分の中にあるってことに
すごくすごく感動!!(≧д≦)

 

 

 

だから今、私は「恋をしたことがない」という話を聞くと、
素直に羨ましいと思う。

  

あの訳も分からぬ衝動を、これから未知なるものとして
体験する楽しみが、この人には残されてるんだということを。

  

そして、一生に一度のその機会を、初恋を、
私はもう、通り過ぎてしまったんだなぁと思うと、少し寂しくなるよ。