続・アキレス腱断裂①~恐怖の抜糸~
バレーボールで負ったアキレス腱断裂の
手術をしてから、約二週間。
今日は抜糸のため、再び南部病院へやって来ました!
医療用ホチキスなので、正確には「抜鉤(ばっこう)」ですが
分かりやすく「抜糸」と表記しています。
退院してから今まで、長かった・・・・・・!
傷口が痛むのは最初の数日で、後はひたすら
負傷した左足の膝から下、ギブスで覆われた部分がすべて、
熱くて重くて痛くって、
座薬の傷み止めでなきゃ眠れないほど辛かったの!
私の足、もしかして感染病で腐れてるんじゃ!?
と、怖い想像が頭をもたげる。
かくしてやっと、待ちに待った通院日。
このギブスから開放される時がきた!!
うぃーん!
電ノコでギブスを切られる様は、なかなかの迫力だけど、
これは皮膚(やわらかいもの)は切らないという優れもの。
真っ二つに切られたギブスが、ペンチでググッと
こじ開けられた時の開放感!!
は――――――!!
ギブスに締めつけられていた足に、一気に血が巡る!
傷口はちゃんとふさがり、足も腐ってはいなかった。
痛みの原因は、むくみ!
パンパンにむくんだ足が、ギブスの内側に干渉しまくって
こんな術後の傷より長く、私を苛んでいたのだ。
恐るべし!むくみ!!Σ(゚Д゚)
さらに、開放された足を、
久しぶりに洗ってもらえて、ますます極楽~
~からの!?
医師「抜糸します」
はうぁッ!?Σ(゚Д゚)
naya「麻酔は?」
医師「しません」
ひ――――!
先生のサディスト!と心の中で叫びながら、
看護師さんに促されて、ベッドにうつ伏せに寝ころぶ。
無理だって、絶対!
だって、ゴツいホチキスが5針も埋まってるんだよ!?
先生にこうして傷口触られてるだけで、
チクチク感じるのに!
naya「――――――――!!」
naya「・・・・・・・・・・・・」
naya「・・・・・・???」
医師「もう、終わってますよ」
ふぁッ!?Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)
な、なんだ?全然痛くなかった?
最初に感じた、チクチクいうのが、ホチキス外す感触だったわけ!?
恐怖の抜糸で肩透かしをくらい、ホーッと安心したのもつかの間
医師「さ、ギブス巻きますよ!」
naya「いやーッ」
しかも、アキレス腱を伸ばすため、前よりちょっと角度をつけようと、
グイグイ踵を曲げてくるのが痛いったら!
医師「nayaさん、もっとチカラ抜いて」
naya「無理です!もう曲がりません!」
医師「まだ大丈夫です!逃げないで!」
naya「アキレス腱切れるー!!」
サディスト―――ッ!!
(つづく)