アキレス腱断裂⑫~手術終了~
「nayaさん、終わりましたよ」
肩をポンポンと叩かれて、ハッと我にかえる。
ふぁッ!?Σ(゚Д゚)
バレーボールで切れたアキレス腱の手術を受けていたハズが、
いつの間に意識を失ってたの!?
ってゆーか、麻酔打たれた記憶すらない!?
どうやら鎮静剤だけで爆睡してしまったらしい私は、
なんとか手術の痕跡を探そうと、目だけキョロキョロさせるも後の祭。
手術のレポートどころか、脊椎麻酔の感想すら抱けませんでした。
(今にして思えば、あのデカすぎる注射器も
酸素マスクに注入した鎮静剤のものかもしれん・・・・・・)
***
入院ベッドに寝かされたまま、自分の部屋に戻される私。
点滴と血圧と検温。胃腸が麻酔で動かない状態なので
夕食もとれないけど、朝から何も食べてないのにお腹もすかない。
腰から下は、ホントにまったく動かなくて不思議な感じ。
naya「ハッ!トイレはどうしましょう!?」
尿瓶?それともオムツ!?
看護師「安心してください。尿道に管が入ってますよ」
ぎゃーーーん!!Σ(゚Д゚)
看護師「ほら、もうこんなに出てます」
まさかの垂れ流し!?全然、自覚なかった!
介護護するのが大変なのは言わずもがなだが、
介護される方も、自尊心との闘いなんだなと、改めて思う。
(つづく)