げに恐ろしきは、婚活あらし(沖縄婚活記Ⅱ②)
~前回までのあらすじ~
ラグジョアリーなホテルの展望ラウンジで行われた
アルコール有りの婚活パーティーで
めずらしくマトモな(コラ)
素敵な男の子の登場に、ドッキドキのnaya。
「高石です(ニコ)」
きゃあぁぁぁあ!!Σ(゚Д゚*)
史上最短、4分間のトークタイムでも十分すぎるほどに、
彼の存在は、女性参加者達に激震をもたらした。
仕事はIT関係、東京から来て3年目の39才。
でも、20代にしか見えん!?
そしてなんと・・・・・・
39才にして、おもろまちの高層マンション
購入してるって!!!
naya「出木杉・・・・・・、乙女ゲーのキャラかよ・・・・・・」
でも彼には、そんな高スペックさえも意味をなさない。
そうたとえ、家なし・金なし・仕事なしの
三重苦だったとしても、高石君なら
喜んで囲いたいって輩が現れるはず(男女問わず)
それくらい、明るく爽やかで愛くるしい!!Σ(゚Д゚)
例えるならそう
映画『君に届け』で主演の多部未華子が、相手役の三浦春馬を評して
「そよ風で出来てるみたい」と言った(うろ覚え)
あのセリフがピッタリくるような好青年なのだ!!
当然ながら周囲の女子に「いい人いた?」と話しかけると
「私、高石君!」
「私も高石君!!」
「私も」「私も!!」「!!!」
と、独り勝ち状態・・・・・・。
高石君・・・・・・、恐ろしい子!Σ(゚Д゚)
舞台あらしならぬ、婚活あらしな彼に、
背筋の凍る夜でした・・・・・・。
*****
・・・・・・と、これって婚活パーティーの落とし穴。
婚活パーティーって、一度に多くの人と会えるから、
選択肢が広がるようでいて
高石君みたいな、ひとり勝抜けボーイ&ガールがいたら
あとのモブキャラは、印象にすら残らないもんね。
本当なら一人ひとり、それぞれ良い処があるはずなのに、
本当だったら、相性ピッタリの異性が居たかもしれないのに
同じ場に、キラキラまばゆい人がいると、他はみんな
かすんで見えなくなる。冷静な判断が出来なくなる。
(結果、カップル成立率下がる)
その点、1対1のお見合いは、やってみたことないけど
ひとりの人をじっくり良く観察して、
また逆に、自分だけをじっくり見て評価してもらえる分
悪くないのかなぁと、思ったりして・・・・・・
*****
「・・・・でさ、来週あたりドライブ行かない?」
ん?
naya「はぁ?なに??」
フリータイムで4杯目のジョッキを傾けてたら(呑み過ぎや)
隣に居た男性に声をかけられた。
(実際にはずっと話してたのかも?)
男性「次は酔ってない君も見てみたいな」
これはデートのお誘いでは???
(つづく)