Feekazi

たとえばこんな沖縄暮らし

迷子のフェレット物語 後日談②(これからもずっと)

ペッシのお腹の中にある、大きなしこり。

それは私の心にも影を落とし、何気ない時、
ふいに思い出しては、涙がにじむ日々でした。

 

*****

 

3日間行方知れずになっていた私のフェレット、ウーマクー・ペッシ。

検査に連れて来た、動物病院の待合室で
ペッシを待つ間、私の不安はどんどん大きくなっていった。

 

つい前日までは「見つかりさえすば、ハッピーエンド」と思っていたのに

勝手なもので、ペッシが見つかれば見つかったで、
また別の心配事が頭をもたげて来る。

 

 

 

先月、獣医さんに言われた
「腹部にウズラの卵大の異物がある」という言葉。

 

 

 

私も触って確かめた、あの丸い塊がいったい何なのか?

先生が言うように、停留睾丸なのか?

腫瘍なのか?

 

なんにせよこの3日間、過度のストレスにさらされたペッシの体の中で、
あのしこりが、悪い方に動き出すんじゃないかと不安で仕方なかった・・・・・・。

 

 

 

でも、この不安さえも、ペッシがいればこそ。

 

 

 

ペッシを探して、さまよい続けた
昨日までの私に比べたら・・・・・・「nayaさん、お待たせしました」

 

 

「くぁwせdrftgyふじこlp!」

 

 

はわっ、はわゎっ、ゎあはぁ!!!

 

落ち着け自分っ!! うろたえすぎっ!!

深呼吸して、なんとか気持ちを半分落ち着けて、診療室に向かった。
だ、だめだ・・・・・・!血が下がって、貧血起こしそう・・・っ

獣医さんは、この前の人とは別の人だった。

 

「診たところ、異常はないですね。元気です」

 

 よかった・・・・・・!

  

「それと、カルテには
『腹部にしこりがある』と書かれてるんですが・・・・・・」

 

 

 

きたっ!

 

 

 

「触ってみたけど、・・・・・・探せないんですよねぇ?」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・は・・・・・・っ

 

 

 

「で、、 

ですよねー!?」

 

 

 

実は私も、ウチでさんざんペッシのお腹を
もんだりさすったりしてみたけど


あの大きなしこりが、どういうわけだか、
全然見つけられなかったのだ!

 

 

 

先生も首をかしげて
「なんだったのかなぁ?誤飲した何かが、出てったのかなぁ?」

  

naya「ともあれ、異常なしですね?」

獣医「はい、異常なしです」

 

こうして、晴れて健康のお墨付きをもらえたペッシを連れて、
意気揚々と病院を後にしたのでした!!

 

*****

 

「・・・・・・で、けっきょく何だったの?」

 事件解決のお祝いに友人が、豊見城で最高にうまい
『ステーキハウス うっしっしぃ』に連れて来てくれた。

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店名から受けるイメージをいい意味で裏切ってくれる、メニューのコスパとクオリティ! 男子人気ナンバーワンという450gのステーキをペロリ♫

 

naya「わかんないの。でも、うちの姉と妹も
『自分も出産で、子宮筋腫が消えた』って言ってたから

我が家では、腫瘍が消えた説が濃厚」

 

友人「うーん。確かにファスティングでガンが治ったって話も聞くね」

  

naya「でも本当は、神様・・・・・・ううん、

ずっと死んだ父と、ペリドット・ペッシにお祈りしてたから、
ふたりが力を貸してくれたんだと思ってるんだ・・・・・・」

  

ペッシが無事で再会できたのも、お腹の中のしこりがなくなってたのも

大好きな父と、先代フェレットペリドット・ペッシが
泣いてる私を見かねて、助けてくれたんだって。

  

友人「確かに幸運だったよね」

 

でしょ。

  

友人「僕はてっきりドブに落ちて、先日の雨で海まで流されて、
サメのエサになったと諦めてたから」

  

どどど、どんだけー!?∑(゚Д゚)

 

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長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。
これからも、ウーマクー・ペッシと共に沖縄生活を続けていきます!!