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たとえばこんな沖縄暮らし

迷子のフェレット物語 後日談(もうひとつの不安)

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カリカリとフードをかじる音で目が覚める、しあわせな瞬間・・・・・・

「おはよう、ペッシ」

私の不注意で迷子になってしまったフェレットのウーマクー・ペッシが、
3日ぶりに迎える、我が家での朝でした。

 

*****

 

昨夜遅く、バスターミナルで再開したペッシは幸いケガも、
衰弱した様子もなく、まるで3日もさまよっていたとは思えないほど
綺麗で元気そうに見えましたが

表立って見えないだけで、どこか弱っているところがあるのではないか?

 

とりわけ私には、ひとつの不安がありました・・・・・・

 

*****

 

先月の初め、ワクチン接種を受けに初めて訪れた動物病院で、
獣医さんから聞かされた言葉。

 

 「腹部に、ウズラの卵大の異物があります」

  

獣医さんに言われるままに、ペッシの下腹部をまさぐると
たしかに、ゴロッと丸い感触があった。

 

naya「なんですか、これ?」

獣医「わかりません。これがフェレットにもともとある構造物なのか、
何かが引っかかっているのか」

 

さっそく超音波とレントゲン検査を受けましたが、やっぱりこの小さな、
フェレットの体にあまりに大きい丸いモノが何なのか、
その正体はつかめませんでした。

 

獣医「これに似た例で、私が知っているのは、犬の話なんですが、
腹部に睾丸が残っていたという例です。(停留睾丸)

本来外に出て冷やされているべきものが、体内の温かい中にあることで、
ゆくゆくガン化する恐れもあります」

 

これから一緒に暮らそうという、無邪気な赤ちゃんフェレットを前に
「ガン」などという言葉を聞いて、すうっと血が下がる感じがした。

 

獣医「来月また来てください。
その時はペットショップでもらった書類も持って。
睾丸の取り漏れなどがあった場合、そこにも書いてあると思うので」

 

  

なにそれ。

 

 

この仔、こんなに元気なのに・・・・・・、これから闘病生活が始まるの?

目の前が真っ暗になって、
あれから私は、心から気持ちが晴れることはありませんでした・・・・・・

 

(つづく)

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~ 迷子のフェレット物語 ~
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