Feekazi

たとえばこんな沖縄暮らし

金継教室 第2回:接着

今日も行ってきました、金継教室!
すでにテーブルに用意されてたのは、コンロにフライパン・・・

 

と、小麦粉!?Σ(゚Д゚)

 

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先生オリジナルのこの方法。二人で「ムチ漆」と命名しました!

 

フライパンに粉類を入れて、水を加えて、
中火で・・・・・・って、料理教室!?

 

先生「ヒラヤーチー作ってるみたいでしょ」

 

ヒラヤーチーとは沖縄のクレープみたいなもの。たしかに!

 

naya「先生、粉の割合は!?」

先生「決まってるけど、ミージョーロー」

 

ミージョーロー(目分量)!?Σ(゚Д゚)

(ちゃんと教えて頂きました。
詳しく知りたい人は金継教室へどうぞ~)

 

 

火を通しながら練られたものをフライパンからおろし、
漆を加えてまんべんなく練り上げたもの。

これが超強力な接着剤になるんだって!

 

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先週、第一回目の教室で下地を塗るだけで帰った
割れた丼の断面に、この漆を塗りまくり

 

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接ッッッ着!!

 

先生「乾くまでは剥がれちゃうから、
離れないようテープでとめておいて」

 

漆が乾きやすいように、
テープは間隔を開けながら貼付けること。

 

先生「ここでちゃんと平らにしとかないと、
ガタついたままでくっついちゃうからね」

 

しかし、あっちを押さえれば
こっちがズレて、これがなかなか難しい。

 

naya「え~、これが一番難しい作業では?」

先生「仕上がりに大きく関わるからね~」

 

それでも、どうにかくっついて、ホッ。

 

先生「なかなか良い割れ方さ~」

 

言われてみれば、茶色の漆でクッキリ出た割れ目は、
葉脈のようでもあり、枝を広げた樹木のようでもあり、
なかなかなの見ごたえ。

 

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naya「実は先生、今日はもっと
芸術的に割れまくってるのも持ってきたんです!」

 

じゃじゃーん!と取り出したのは、古伊万里のそばちょこ。

 

先週末のオキナワマルクトで買った、幕末に使われていた器。

同じ直すなら、ステキで価値のあるものほど
やりがいがあるってもんじゃないですか!

 

naya「正確には、器だったもの、です」

先生「なんと……」

 

無惨にも、コッパミジンコにカチ割れた破片の山に、
先生も唖然(;゜Д゜)

 

先生「割る前に言ってくれたら、止めたのに」

naya「言わないで正解」

 

前途多難な金継教室は続く。