古道具目録006
ガラスは液体を入れて初めて、美しさの本領を発揮する。
那覇の骨董屋さん『20世紀ハイツ』で、
200年前のピューターと一緒に買ったのは
ぽってりと分厚いガラスでできた、洒落たビーカー。
グラスの半分の高さまでメモリが書かれていて、
下から順に「2oz、4oz、6oz、8oz」と表示。
メモリの左側には「東京(朝日のマーク)ア」と
あるから日本製なのに、単位は「oz(オンス)」なのね。
完全な透明でなく、ほんのり黄色味がかった色合いで、
気泡の閉じ込められたガラスは、なんとも味わい深い。
500mlの液体がちょうど収まりそうなサイズで、
まさにビアグラスにピッタリですよΣ(゚Д゚)
片口とか、ビーカーとか、
このツンとくちばしがとがった形が好き。
可愛くないですか?
時空を超えて、はるばる私の手元まで、
よくぞ割れずに辿り着いてくれました。
次は水でなく、お神酒をそそいでねぎらってあげましょうね~
20世紀ハイツ 那覇ギャラリー