Feekazi

たとえばこんな沖縄暮らし

ベトナム青絵の大皿を銀継

こゆきさんちの新年会でお預かりした、青絵の大皿。
どことなくエキゾチックだと思ったら、ベトナム製なんだって。素敵!

 

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パックリ縁が大きく欠けていたので

 

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金継の本と金継図書館の動画を参考に、
「刻苧漆(こくそうるし)」に初挑戦!

hatoya-f.com

 

刻苧 漆とは、上新粉を水で練って作った米糊と漆を混ぜ合わせたものに、
木粉(木の粉末)や地の粉(珪藻土の粉末)を混ぜたもので、
要するに漆のパテ。

 

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これを欠けた部分に盛って、
乾いたら彫刻刀で削りって形を整え

 

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耐水ペーパーで滑らかにできたら、下地の完成。

 

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そして、漆を塗って乾かし、耐水ペーパーで研ぐ工程を
三回繰り返して、いよいよ銀粉で蒔絵。

 

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今回使ったのは銀の「消子」と呼ばれる粒子の細かいもの。 漆を薄く塗った部分に刷毛で乗せて、後から真綿で押さえました。


蒔絵は接着の役割をする漆を塗ってから、金属の粉を蒔くんですが、
実は一回目は漆を厚塗りしすぎて、シワが寄っちゃった!

せっかく蒔いた銀粉を、耐水ペーパーで研いで落とし、
二回目は注意して薄く塗ったので、なんとか成功!

 

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表から見た所。こゆきさんから預かった時は、 右側の大きな欠けしか分からなかったのですが、後で左にも 小さなほつれが見つかったので、一緒に直しました。

 

***

 

新年会では、こゆきさんの手料理を
たらふくご馳走になったので、安請け合いしちゃったものの

 

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元『かめかめカフェ』シェフ こゆきさんの手料理なんて久しぶりで、感激!!

 

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新年会に誘ってくれたのは『スリーピースカフェ』オーナーのナナさんでした。 食後はナナさんお手製のショートケーキで❤


実はこの時まだ、
ひとつも金継を仕上げたことの無い状態。

 

果たして、どーなることやら・・・と不安はありましたが

 

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裏から見た所。 こんなパーツまで作れるなんて、漆の可能性って無限大?


初めてにしては、なかなか満足のいく出来栄えだと、
自画自賛しております (´∀`)

 

気に入って貰えると良いな~