Feekazi

たとえばこんな沖縄暮らし

沖縄のカリスマ雑貨店、閉店

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クルマを手放してから、すっかり出不精になっていた私ですが、
たまたま久しぶりに覗いたブログを見てビックリ!

沖縄でカリスマ的な存在の老舗雑貨店
『小さな和み』が、閉店するというのです。

shop753.ti-da.net

 

小さな和みは、沖縄セルラースタジアムそばの
取り壊しが決まった、古いアパートの2階

住居用の一室を、店主の女性自らが改装した、素敵なお店です。


聞けばこの建物自体、店主さんのお父様が戦後、
駐留米軍向けに建てられたものだそうで、高い天井も当時のまま。

 

naha「店舗用に天井を抜いたんじゃないんですか」

店主「初めからこうなのよ。この部屋は私がフローリングを敷いたけど、
元は玄関のたたきも無くて、床はピータイルが敷き詰められてたの」

 

靴を脱ぐ文化の日本人には馴染みが薄いけど、そういえば
外人住宅の玄関には、たたきも靴箱も無いって聞いたことがある。

 

ちなみに我が家にも下駄箱はなく、靴はクローゼットの上のリンゴ箱にIN。
流石に玄関と生活スペースの間には、数センチの段差は欲しいけど

もしもゆくゆく、自分の家を持つことが出来たなら、
床には素焼きのタイルを敷き詰めたいと思ってたから

「床にピータイル」って発想、いい!すごく好み!!

 

一度でいいから、他のお部屋も見てみたいな~

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この来客にさりげなくお茶を出すスタイル、真似したーい!

 

店主「外国人の将校さんから沖縄の方まで、今までいろんな人が住んだけど、
みなさん、とても大切に使ってくれたから60年も持ちました」

 

60年!?Σ(゚Д゚)
それでも無くなってしまうのは、あまりに惜しい・・・・・・

 

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店主「あと5年持ったら、引退しても良いかなって思ってたけど、
思ったより早く取り壊しになったから

新しいところで、また仕切りなおそうと思ってます」

 
・・・・・・って、えーーっ!?Σ(゚Д゚)

 

naya「また雑貨屋さん、始められるんですね!?」

店主「やりますよ。すぐにという訳にはいかないけれど、
まず自分の住居を決めてから、その一角でできたらいいなとか」

 

新店舗、大興奮っ!!!


店主「築15年くらいの建物を、自分でまたコツコツ直すのも良いかなって」

 

 しかもとことんセルフリフォーム好き!!Σ(゚Д゚)


naya「わかるー!!中古物件のセルフリフォーム、私も夢っ!
制約があるのが、逆に面白いんですよね!!」

 

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それにしたって、なんたって凄いのは、この店主さんの溢れるパワーよ!?

日々の生活に忙殺されて、カゴ一つ編めない、
ブログひとつ書けない私は、反省しきり。

 

naya「新店舗、期待して待ってます!!
その時が来たら、ぜひ一緒にモノ作りさせてください!」
(以前、こちらのオーナーさんとは幻のコラボ企画が持ち上がったのです)

 

最後は固い握手をしてお店を出たよ。

大好きなお店。

そこにあるというだけで、幸せな気分になれる場所だったから、
もしかしたら泣いてしまうかもと思ったけれど

若々しく、少女のように可愛らしい店主さんに会って、
変わらずキラキラした瞳で、新たな夢を語る姿を拝見して

 

逆にとっても元気をもらいました!!
ありがとうございます!!

 

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ああ、小さな和み・・・・・・
私の住む糸満に、移転してきてくれないかなぁ~

 

 

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