Feekazi

たとえばこんな沖縄暮らし

光の夕涼み

ナーバスな気持ちは、花火のように打ち上げてしまいたい。

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浦添てだこまつり』に行ってまいりました!

 このお祭りは花火が本当に盛大で、イベントも盛りだくさん。
町を市を人を盛り上げようという、心意気が素晴らしい!!

 

だけど人ごみが苦手な私は、空が広々と広がる人気のない広場で、
牧港の美味しい食パン屋さん『イッペコッペ』のラスクをかじりながら、
ピクニック気分で大輪の花火を見上げていました。
www.ippe-coppe.com 

 

こんな美しいものを前にして、
120%美しいもので心を満たせなかった、自分が情けない・・・・・・

 

*****

 

この日は雨が降ったり止んだりの微妙な天候で、
特に花火の打上げ予定時間まぎわまでは、ひどいどしゃ降り。

中止になるんじゃないかと心配でした。

 

そんな時にかかってきた、地元横浜に住む父からの電話。
「nayaちゃーん! 元気ー?」

明るい声。でも、後に続く言葉は、いつものお決まりの文句。
「今ひとり? 寂し~! 可哀そ~!」

 

もー!
やめてよっ!!!Σ(゚Д゚)

 

「だから横浜に帰っておいで」って、ラブコールなのはわかるけど、
こんなどんぴしゃなシチュエーションで言われると

 

ひとり身の女は、
花火も観にきちゃいけないわけ!?

なんて、思考ブスになっちゃうじゃない!!

 

「もうやめて! 私は私で毎日を楽しんでるの!」

 

勝手に人を、カワイソウとかサビシイなんて、
くだらない言葉でくくらないで!!

せっかくの楽しい気持ちに、水をささないでったら!!

 

*****

 

その後、妹のアイちゃんにメールで

今日の花火、ブログに載せてね。
nayaちゃんのブログ、印刷してママ友に見せてるんだよ」と言われ

「楽しい気分じゃないから書かない。
前向きになれることしか、記事にしたくないの」とレスしたら

 

「え~!? ブログネタにしてよ。

素敵なところにフラッと行けちゃうのが、
nayaちゃんのカッコイイところなんじゃん。

私、考えてみたら一人で花火とか行ったことないよ。

 

今更『行ってみればよかった、もっと一人の時間も楽しめば良かった』
って思うよ。無い物ねだりなんだろうね。

さみしがりやだから、一人なんてやはり無理かもしれないけど、
一人でも自由に過ごせる、かっこよさにも憧れるんだ。

 

だからnayaちゃんの沖縄移住計画を飾る、
大人の自由時間を見たい人だっているよ」

 

*****

 

大学を出てすぐに結婚して三児の母となり、
ご主人の両親と同居している妹は、まさに私と真逆の人生。

だけど誰よりも理解して、いつも私の生き方を応援してくれてる。

 

姉のアキちゃんから、
「アイちゃんが『次男はnayaちゃんみたいに育つといいな』って言ってたよ」
と言われ、それは本気でやめた方が・・・・・・と心配したこともあったほど。

 

*****

 

本当に本当に、愛あふれる家族に育った幸運を思うと、
悩みだなんて口にするのは百億年早いと、反省しきりの夜なのでした。

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幸せな気分で思い出すと、楽しめなかったはずの花火さえ、
楽しい思い出になるから不思議だね。

 

アイちゃん、ありがとーう!!

 

 

 

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